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東芝:テレビ国内生産を前期中に停止、需要急減受けて海外移管

東芝は前期(2012年3月期)中に テレビの国内生産を停止した。昨年夏の地上波放送のデジタル化による 駆け込み商戦の反動で国内需要が急減したためで、生産自体は海外4拠 点で続ける。

同社広報担当の井戸敦司氏が電話取材で語った。国内唯一の拠点だ った埼玉・深谷工場で生産を終了した。海外拠点はインドネシア、中 国・大連、ポーランド、エジプトの4カ所。

東芝の前期のテレビ事業は500億円近い営業赤字で、今期も若干の 赤字を予想。同社は昨年11月には、個別用途に使われる半導体である ディスクリートの国内生産拠点を半減させると発表している。

同社株価は午後の取引でテレビ国内生産撤退の報が伝わって上昇、 前日比2.6%高まで買われている。いちよし投資顧問の秋野充成運用部 長は国内生産撤退について「ポジティブで妥当な戦略」と評した。

米調査会社ディスプレイサーチによると、東芝の昨年の薄型テレビ 世界シェア(売上高ベース)は6位の5.1%。ソニーやパナソニック、 シャープも円高や韓国勢との競争で赤字に悩まされており、日立製作所 も9月末までに国内生産を終了予定。

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