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中国になびくハリウッド、米SECのけん制でも流れ変わらず

米ハリウッドの映画各社が中国市場 に力を入れている。現地での映画制作を含め、世界3位の映画市場とな った中国での存在感を高めたい考えで、米証券取引委員会(SEC)が ハリウッドの中国事業の進め方にについて書簡で問い合わせしけん制し ているが、その流れは変わりそうもない。

20世紀フォックスを傘下に置くニューズ・コープは今週、北京の映 画制作・配給会社、博納影業集団(ボナ・フィルム・グループ)に出 資。ドリームワークス・アニメーションSKGのジェフリー・カッツェ ンバーグ最高経営責任者(CEO)とウォルト・ディズニーのロバー ト・アイガー会長兼CEOは最近、あらためて中国重視の姿勢を示し た。

最新技術を取り入れた映画館の建設が進む中国は、映画産業の活性 化を目指しており、テーマパークやライブエンターテインメント事業な どもにらんだハリウッドの関心は高まっている。中国側は外国映画会社 の参入を増やすとともに、国内映画会社との関係強化と興行収入の配分 見直しを促している。

そうした中で、SECが米映画各社の中国事業に問い合わせをした との報道が先月なされた。事情に詳しい関係者によれば、SECは複数 の映画会社に書簡を送り、一部の中国当局者への対応についての情報提 供を求めた。こうした当局者への不適切な支払いがなされた可能性があ るという。

ディズニー映画「アイアンマン3」にも協力したDMGエンターテ インメント(北京)のダン・ミンツCEOは、「中国に向かう流れを抑 制するのは難しい。もちろんビジネスのやり方や誰と組むかには注意が 必要だ」と述べた。

ハリウッドの映画各社はSECの問い合わせについてはコメントを 拒否した。機密保持規定が理由だとしている会社もある。SECの書簡 送付は3月だったと米紙ニューヨーク・タイムズが先に報じていた。 SECのフローレンス・ハーモン報道官はコメントを控えた。

原題:Hollywood Moving on China No Matter What SEC Probe Finds: Retail(抜粋)

--取材協力:Joshua Gallu.

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