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中国、7-9月期に7四半期ぶりの成長加速か-BN調査

中国経済は7-9月(第3四半期) に7四半期ぶりの成長加速となりそうだ。ギリシャのユーロ離脱懸念で 世界的な景気拡大が脅かされているものの、中国人民銀行(中央銀行) の預金準備率引き下げが寄与するとみられる。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト21人を対象にまとめた調 査の中央値では、中国の国内総生産(GDP)伸び率は4-6月(第2 四半期)に7.9%に低下するものの、7-9月期には8.3%に回復すると 見込まれている。預金準備率については、年内にさらに100ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)引き下げられると予想される一方、回 答者の過半数は政策金利である貸出基準金利と預金金利の変更はないと 想定している。

10年に一度の指導部交代を控えている共産党には世界2位の経済大 国となった中国の景気を支える十分な金融・財政能力があるとの楽観的 な見方が、こうした予想に織り込まれている。ただ、7-9月期には持 ち直すとみられるものの、年間成長率は13年ぶりの低水準まで落ち込む と予想されている。4月の工業生産と輸出が予想に届かず、欧州の債務 危機が再び市場を揺るがしている。

シティグループの中国担当シニアエコノミスト(香港在勤)、丁爽 氏は「最近発表された一連の弱い統計が、年内に開催される党大会に向 け、一段の成長鈍化を阻止するための追加策へと当局を動かすはずだ」 と述べた。丁氏は国際通貨基金(IMF)と人民銀で働いた経歴を持 つ。

人民銀は半年間で3回目となる預金準備率引き下げを12日に発表。 丁氏は「政策金利を引き下げることなく、貸出金利を下げる余地があ る」との見方も示した。

エコノミスト22人を対象に14、15両日実施した調査の中央値によれ ば、今年の中国成長率は8.2%と予想されており、そうなれば1999年 の7.6%以来の低水準となる。昨年は9.2%成長だった。

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