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天然ガス利用推進のピケンズ氏、米チェサピーク株売却

米テキサス州在住の資産家、ブー ン・ピケンズ氏は、自ら友人と呼ぶオーブリー・マクレンドン最高経営 責任者(CEO)が運営する米2位の天然ガス生産会社チェサピーク・ エナジーの株式を売却した。同氏は過去10年間、中東産原油の代替とし て米国産天然ガスの利用を推進してきた。

ヘッジファンド運用者でもあるピケンズ氏(83)は過去6週間にチ ェサピークの株式約50万株を売却。一方で、同社のマクレンドンCEO について、「明確なビジョンを持っている」として長年にわたり高く評 価し、その見方を維持している。ブルームバーグが集計したデータによ ると、ピケンズ氏がチェサピーク株を保有していないのは2008年以降で 初めて。

ピケンズ氏とマクレンドン氏は共にオクラホマ州出身で天然ガスの 利用を積極的に支持。ガス利用を推進する法律の制定を促し、その活動 は自身のビジネス上の利益に関連する場合が多かった。チェサピークは 昨年、天然ガス供給スタンドの建設を手掛けるピケンズ氏の企業に1 億5000万ドル(現在のレートで約120億円)を投資することで合意し た。

ピケンズ氏は16日、米経済専門局CNBCで「天然ガス関連株を売 却したが、チェサピーク株はそのうちの一部だ」と述べた。マクレンド ンCEOに利益相反行為の可能性が浮上したことを受け、チェサピーク の株価は下落。米内国歳入庁(IRS)と米証券取引委員会(SEC) が調査に乗り出した。ピケンズ氏は株式売却後もマクレンドン氏を擁護 する姿勢を示している。

ピケンズ氏は1-3月(第1四半期)にチェサピーク株を売却する 一方、北米のガス生産大手、カナダのエンカナと米デボン・エナジーの 株式の持ち高を増やした。

--取材協力:Jim Polson、Bradley Olson.

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