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住友鉱社長:銅鉱山権益、目利き力活かし早期取得目指す-競争激化で

住友金属鉱山の家守伸正社長は、海 外の銅鉱山の新規権益に関して、開発の早期段階での取得を目指す考え だ。世界的な資源獲得の競争激化を受け、同社の強みである「資源開発 の目利き力」を活用するという。2020年度に年間30万トンの持ち分生産 の目標達成に向けて更なる権益取得を目指す。

家守社長は17日に都内で開催した投資家向け決算説明会で「銅につ いては自社探鉱に加えて開発案件への参入にも力を入れる」と明言。具 体的にはカナダやアメリカ、チリ、ペルー、アルゼンチンで権益取得を 検討しているという。通常は事業化調査(FS)を終えて投資リスクが 軽減された段階で権益取得に乗り出すが、FS前でも有望と見られる案 件には積極的に取得を狙う方針としている。

現在の住友鉱の銅の持ち分生産量は年間12万トン。昨年出資したチ リのシエラゴルダ鉱山の生産は14年度から貢献し、既存投資先のペルー のセロベルデ鉱山の拡張は16年度以降に寄与する見込み。その結果、20 年度には現在の倍増となる25万トンまで拡大する計画だが、目標の30万 トンを達成するために残り5万トンを新規の権益取得でまかなう考え だ。

また、愛媛県新居浜市に持つニッケル地金の生産拠点の拡張は13年 1-3月期に終了を予定。140億円を投じて設備増強などを行い、年間 生産能力を4万1000トンから6万5000トンへと約6割拡大する。

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