緊縮から成長へ、手腕問われるモスコビシ財務相‐仏閣僚発表

フランスのオランド新大統領は16 日、元欧州問題担当相で社会民主主義者を自任するピエール・モスコビ シ氏を経済・財政・産業相(財務相)に起用すると発表した。モスコビシ 氏(54)はバロワン財務相の後任として、ジャンマルク・エロー首相が率 いる内閣の一員となる。

エロー首相は16日のフランス2テレビの番組で、「政府は刷新され た。フランスが望んだ変化だ。われわれ全員が責任を負った」と発言し た。

フランス経済が1-3月(第1四半期)に前期比ゼロ成長となる中 で、オランド大統領は財政緊縮から成長に軸足を移す戦略を掲げてお り、他の欧州諸国を説得するモスコビシ新財務相の手腕が問われる。

ルーマニア生まれの父を持つモスコビシ氏は、オランド氏と同じく エリート養成機関であるフランス国立行政学院(ENA)の出身。20代 で社会党入りした後、欧州問題の専門家として頭角を現した。国際通貨 基金(IMF)のストロスカーン前専務理事の支持者の1人だったが、 同氏の逮捕後はオランド氏支持に回り、大統領選の選対責任者を務め た。

オランド大統領は、外相にローラン・ファビウス氏、労働相にミシ ェル・サパン氏、内務相にエマニュエル・バルス氏、予算相にジェロー ム・カユーザック氏をそれぞれ起用する閣僚人事を発表した。エロー首 相によれば、フランスの政府では初めて閣僚の数が男女同数になる。

原題:Hollande Names Pierre Moscovici as French Finance Minister (1)(抜粋)

--取材協力:Gregory Viscusi.

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