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ヘッジファンドがJPモルガン株保有拡大-取引損失開示前に

ヘッジファンドのムーア・キャピタ ル・マネジメントとブルー・リッジ・キャピタルは、米銀JPモルガ ン・チェースが20億ドル(約1600億円)のトレーディング損失開示で急 落する前に、同行株の保有を増やしていた。一方、キングドン・キャピ タル・マネジメントは保有を減らした。

15日に米証券取引委員会(SEC)に提出した資料によると、ルイ ス・ムーア・ベーコン氏が率いるムーアは米銀最大手JPモルガンの株 式600万株を購入し、3月末時点の保有額は2億9730万ドル相当と、ポ ートフォリオの組み入れ比率トップだった。ジョン・グリフィン氏率い るブルー・リッジは185万株を購入し、保有株数は614万株に増加した。

JPモルガンの株価は1-3月(第1四半期)末から21%下落して いる。合成クレジット・デリバティブに関連した損失の開示以降で は11%値下がりした。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO) は同行が重大な過ちを犯したと述べている。

事情に詳しい複数の関係者によると、SECや商品先物取引委員会 (CFTC)など連邦当局が今回の問題について調査を進めている。関 係者1人によると、司法省と連邦捜査局(FBI)も刑事捜査に着手し た。

5月14日の提出書類によると、レオン・クーパーマン氏率いるニュ ーヨークのヘッジファンド、オメガ・アドバイザーズはJPモルガン株 を134万株購入し、保有株を222万株に増やした。ポール・チューダー・ ジョーンズ氏が運用するヘッジファンド、チューダー・インベストメン トは15日の提出書類で、127万株を購入し、株式ポートフォリオでJP モルガン株は組み入れ比率上位2番目になったことを明らかにした。

原題:Moore Leads Hedge Funds Betting on JPMorgan Before Trade Losses(抜粋)

--取材協力:Jesse Westbrook.

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