米農地価格が高騰-過去2年の穀物相場上昇で農業所得が増加

米カンザス州やインディアナ州など の農地価格が1-3月(第1四半期)に高騰したことが、各地の地区連 銀による金融機関への調査で明らかになった。過去2年間の穀物相場上 昇により農業所得は増加している。

シカゴ連銀が15日発表したリポートによると、中西部5州の農地価 格は4月1日時点で前年同期比19%上昇。米最大のトウモロコシ・大豆 産地であるアイオワ州では27%高騰した。カンザスシティー連銀のリポ ートによれば、グレートプレーンズ(中西部の大平原)の州では25%上 昇。ネブラスカ州では39%、カンザス州は24%、それぞれ上昇した。

トウモロコシと大豆先物相場の平均は昨年、過去最高水準に高騰。 小麦相場は2009年の平均を34%上回った。米農務省(USDA)の2 月13日の発表によれば、農業経営者の純所得は今年、917億ドル(約7 兆3600億円)に達する見通しで、予想通りなら昨年の981億ドルに次ぎ 過去2番目の水準となる。

農業調査会社プロファーマーの出版部門の一つ、ランド・オーナ ー・ニュースレターのエディター、マイク・ウォルステン氏はアイオワ 州セダーフォールズからの電話インタビューで「農業所得は2年連続で 異例の高水準に達しそうだ。低金利と代替投資先の不足が農地価格を押 し上げている」と指摘。「11年の農業所得は過去10年平均を300億ドル 上回った。このため農家による土地購入が増えている」と述べた。

ウォルステン氏によると、今年は穀物相場が下落しているため農地 価格の上昇は鈍化する可能性がある。USDAの10日の発表によれば、 9月1日-13年8月31日のトウモロコシの相場平均は今年の推計である 1ブッシェル当たり6.10ドルから25%下落し4.60ドルとなる見込み。6 月1日-13年5月31日の小麦相場の平均は同6.10ドルと、今年の7.25ド ルから下落すると予想されている。

原題:Farmland Values Surging as U.S. Crop-Price Gains Spur Income (2)(抜粋)

--取材協力:Steve Stroth.

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