ギリシャ:外国法の下で発行の国債償還、応じれば訴訟も

ギリシャが外国法の下で発行した国 債の返済に応じる場合、債務再編で損失を被った投資家が訴訟を起こす 恐れがあると法律事務所ピルズベリー・ウィンスロップ・ショー・ピッ トマンのジェームズ・キャンベル氏が警告している。

ギリシャのベニゼロス財務相は3月5日のブルームバーグテレビジ ョンとのインタビューで、民間部門の関与(PSI)に基づく債務再編 の提案について、「これは唯一のものだから最善の提案だ」と強調して いた。

ロイター通信が関係者の情報として伝えたところでは、ギリシャ は15日に償還期限を迎える外国法の下で発行された国債の保有者に対し て、全額の返済に応じる見通しだ。公債管理局の責任者、ペトロス・ク リストドゥル氏はコメントを控えている。

ギリシャが債務再編で変動利付債と新発債との交換を提案した際、 4億5000万ユーロ(約460億円)相当のうち、保有者が交換に応じたの は1400万ユーロ相当にすぎなかった。

アメとムチは偽りか

ロンドンに拠点を置くピルズベリー・ウィンスロップのパートナー であるキャンベル氏は、ベニゼロス財務相の発言に言及し、「外国法に 基づく債権者に支払う資金がないとはっきり述べていたはずだ」と指 摘。「参加すれば幾らか返済するが、参加しなければ何も返ってこない というアメとムチのアプローチだった。国債保有者との協議の中でその ようなやり取りが行われており、訴訟の要件になり得る」との見方を示 す。

公債管理局の責任者、ペトロス・クリストドゥル氏はかねてより外 国法の下で発行された国債の保有者に返済を行う計画はないと話してき た。同氏はブルームバーグ・ニュースに宛てた3月29日付の電子メール で、「国債保有者がPSIよりも良い返済条件を得ることはないとわれ われは説明してきた」と言明していた。

原題:Greece Vulnerable to Legal Action by Paying Bond, Pillsbury Says(抜粋)

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