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ユーロ圏1-3月GDP速報は横ばい-リセッションを回避

ユーロ圏経済は1-3月(第1四半 期)に、ここ3年で2回目のリセッション(景気後退)入りを回避し た。域内最大の経済大国であるドイツの景気拡大が、周辺国のマイナス 成長を補った。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が15日発表した1-3 月の域内総生産(GDP、速報値)は前期比変わらず。昨年10-12月 (第4四半期)は09年4-6月(第2四半期)以来のマイナス成長とな った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト38人の調査では中央値 で0.2%減が見込まれていた。前年同期比でも横ばいとなった。

同日発表されたドイツの第1四半期GDPは前期比0.5%増と、エ コノミスト調査の予想中央値(0.1%増)を上回った。

ABNアムロのマクロ経済調査責任者、ニック・コーニス氏(アム ステルダム在勤)は「ドイツが他のユーロ圏諸国を支えている」と述べ た上で、ドイツ成長率は「引き続き他国を上回るだろうが、4-6月期 も同様の結果となるかは疑わしい」とし、ユーロ圏経済は「第2四半期 にマイナス成長となる公算が大きい」と付け加えた。

ユーロの対ドル相場は統計発表後に上昇。ロンドン時間午前11時11 分(日本時間午後7時11分)現在は1ユーロ=1.2854ドルで推移。スト ックス欧州600指数は前日比0.3%上昇の248.27となった。

スペイン経済

債務危機の影響でスペインもリセッション入りしており、ユーロ圏 の中で景気後退局面にある国は既に8カ国となっている。域内2位の経 済大国であるフランスは1-3月GDPが前期比横ばいで、マイナス成 長を回避。エコノミスト予想と一致した。

イタリアの第1四半期GDPは前期比0.8%縮小したほか、オラン ダは0.2%、ポルトガルは0.1%のそれぞれマイナス成長となった。

ユーロスタットは第1四半期GDPの内訳を来月公表する。

原題:Euro-Area Economy Avoids Recession on German Growth: Economy(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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