第一生命:前期純利益204億円、今期2割増へ-持ち株化延期へ新組織

(第4段落に会見内容を追加します)

【記者:伊藤小巻】

5月15日(ブルームバーグ):第一生命保険の前期(2012年3月) の連結純利益は、前の期比6.4%増の204億円となった。海外生保の完 全子会社化などで経常利益は大幅増となったものの、法人税率の引き下 げに伴う繰り延べ税金資産の取り崩しなどが影響した。今期予想はこの 影響がなくなるため23%増の250億円を見込んでいる。

東証などで15日開示した。前期の経常収益は前の期比7.9%増の 4兆9318億円。保険料等収入はオーストラリア生保を完全子会社化し た連結効果などで同6.9%増の3兆5395億円だった。経常利益は2.8 倍の2259億円となった。保険本業の収益を示す基礎利益は、保険関係 損益の改善によりグループで17%増の3199億円となった。

第一生命は同日付で「グループ経営本部」を設置したと発表した。 13年4月をめどに持ち株会社の設立を検討していたが、この計画を延期 し、同本部の新設で国内外M&A(企業の合併・買収)や経営管理の強 化、インフラ整備などで企業価値の向上を目指す。

金井洋常務は同日の記者会見で「現時点では最適な体制」としなが らも、持ち株会社化については「有用な組織形態であるとの認識は変え ていない」と述べた。

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