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今日の国内市況(5月15日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は下落、輸出など景気敏感業種に売り圧力-ギリシャ混迷警戒

東京株式相場は下落。ギリシャの政局混迷で欧州債務問題への不安 が強まり、景気や為替の円高進行を警戒する動きから輸送用機器や機 械、電機など輸出関連、鉱業、海運、パルプ・紙といった景気敏感業種 を中心に売られた

TOPIXの終値は前日比9.28ポイント(1.2%)安の747.40、日 経平均株価は同73円10銭(0.8%)安の8900円74銭。

東京海上アセットマネジメント投信の久保健一シニアファンドマネ ジャーは、ギリシャ問題は為替の円高や投資家心理を通して日本株市場 に影響しているといい、「まさに海外がくしゃみをすれば日本株が風邪 をひく状況だ」と指摘した。ただ、市場で懸念が高まっているギリシャ のユーロ離脱に関しては、「投機筋の売りによるユーロ暴落につながる ため、可能性は低いのではないか」と言う。

●債券は反落、高値警戒感で売り優勢-40年入札結果受け超長期は堅調

債券相場は反落。ギリシャの政局混乱やユーロ離脱観測などを背景 に上昇 した前日の米国債相場の流れを引き継ぎ、先物が1年半ぶり高 値圏まで達した反動で午後に下げに転じた。半面、この日に実施され た40年債入札結果は順調となり、超長期債は堅調推移となった。

RBS証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは、「午後に入っ て、国内株が持ち直してきたほか、高値警戒感から先物に売りが出た。 一方、超長期債は堅調。事前に調整したこともあって、40年債入札結果 が良かったので支援材料になっていると思う」と述べた。

東京先物市場で中心限月6月物は3営業日ぶりに反落。前日比15銭 高い143円48銭で始まり、直後に143円50銭まで上昇。中心限月の日中ベ ースで2010年10月29日以来の高値を付けた。しかし、午後に入ると売り が優勢となり、一時は10銭安まで下落。結局は8銭安の143円25銭で引 けた。

●ユーロが対ドルで4カ月ぶり安値から反発-独GDP受け買い戻し

東京外国為替市場では、ギリシャ政局の先行き不透明感でユーロ売 りが進行していたが、午後の取引終盤では、ドイツの国内総生産 (GDP)が市場の予想を上回ったことから、ユーロが買い戻される展 開となった。

ユーロ・ドル相場 は午前の取引で一時1ユーロ=1.2814ドルと、 1月18日以来、約4カ月ぶりの水準までユーロ安が進行。午後の取引に かけて、1.28ドル台前半を中心に取引されていたが、日本時間午後3時 に独GDPの結果が伝わると、1.2860ドルまで値を戻した。

ユーロ・円相場 は午前に付けた日中の安値1ユーロ=102円28銭か ら、102円79銭まで水準を切り上げた。

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