コンテンツにスキップする

米国の新卒雇用市場が改善-だだし専攻で明暗大きく分かれる

米ペンシルベニア州のビラノバ大学 経営大学院で会計学を学ぶアン・ローズさんは大学からの学位授与を来 週に控えているが、すでに会計事務所プライスウォーターハウスクーパ ース(PwC)への就職が決まっている。一方、メリーランド聖マリア 大学で心理学を専攻するエコー・プレスグレイブスさんは同じく卒業間 近とはいえ、それほど幸運ではない。

PwCでの実務研修を昨年夏に終えたローズさん(22)は、最終学 年が始まる前にPwCから就職の内定を受けた。「専攻が就職を大きく 左右するのは確か」と話すローズさんによれば、「マーケティングを専 攻した友達の何人かは正社員の職を見つけるのに今もまだ苦しんでい る」そうだ。テキサス州ダラス出身の彼女は最終試験の合間を縫って電 話インタビューに答えてくれた。

全米大学就職協議会(NACE)によると、米国の新卒者向け雇用 市場は2008年以来の好調さで、コンピューターサイエンスとエンジニア リング、会計を学んだ学生への需要が大きい。NACEの最新調査は採 用計画が11年から10.2%伸びていることを示しているが、NACEの調 査責任者エドウィン・コク氏は全ての学生が同じようにこうした改善の 恩恵にあずかっているわけではないと指摘する。

同氏は、新卒者向け雇用市場の「明暗が一段とはっきり分かれてい る」と述べ、一定の技術を持った新卒者はかなり良い状況だが、そうで はない例えば教養学部や人文学部、教育学部などの学生にとっては厳し いとの認識を示す。

メリーランド聖マリア大学から今月学位を受けるプレスグレイブス さん(21)は、6社に応募したが就職は決まっていない。今年の夏は学 内で教授の助手をしながら仕事のあてを探るという。

ニュージャージ州のラトガーズ大学ジョン・J・ヘルドリッチ労働 力開発センターが今月公表したリポートによれば、06-11年の卒業生 の37%が専攻の選択にはもっと気を遣っていればよかったと回答。専攻 を決める際、就職機会のことも考えたとの回答は39%にとどまった。調 査対象となった444人のうち正社員となったのは半分だという。

原題:Graduates Hired in U.S. Find Accounting Beats Psychology: Jobs(抜粋)

--取材協力:Lorraine Woellert、Timothy Homan、Jasmine Zhao、Craig Trudell、Tim Higgins、Oliver Staley、Gail DeGeorge.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE