世界的ファンド、中国勢の後塵拝す-PE投資も元建てに

ブラックストーン・グループや TPGキャピタルといった米国勢を含む世界的なプライベートエクイテ ィ(PE、未公開株)投資会社は、世界2位のPE投資市場である中国 で優先的な地位が脅かされつつある。

エイジアン・ベンチャー・キャピタル・ジャーナル(AVCJ)に よれば、中国企業によるPE投資は昨年78億ドル(約6200億円)に増加 した。米国など外国投資ファンドによる投資額は74億ドルで、初めて中 国勢の後塵を拝した。

人民元を活用した投資への移行が進み、外国ファンドによる中国の PE投資は昨年45%減少した。PE投資の規模が2009年から倍増したに もかかわらずだ。国内企業の育成を図る中国政府の取り組み強化とも相 まって、個人・機関投資家はドルより人民元を選好する市場に資金を投 入している。

ロンドンのPE投資会社パンテオンの香港在勤グローバル投資責任 者クリス・ミード氏は「人民元のファンドマネジャーは中国国内で取引 執行のスピードの面や投資を容易に取りやめることができるという点 で、大きな利点がある」として、「単純に取引しやすいという理由で取 引の流れは人民元のファンドに向かっている」と述べた。同社はアジア に27億ドルを投資している。

AVCJのデータは、人民元建てのPEファンドが過去2年間 で410億ドル相当を集めたことを示している。中国でのドル建てファン ドの倍以上だ。コンサルティング会社ベインがまとめた4月のリポート によれば、中国に焦点を絞った外貨建てファンドは昨年102億ドル と、07年の392億ドルから落ち込んだ。

原題:China Kicks U.S. Private Equity Aside as Renminbi Funds Dominate(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE