スイス中銀のヨルダン総裁:フランは現在の水準でもまだ割高

スイス国立銀行(中央銀行)のヨル ダン総裁は、中銀が1ユーロ=1.20フランの上限を設定した後も、スイ ス・フランは割高な水準にとどまっているとの見解を示した。

ヨルダン総裁は14日遅くにチューリヒで開かれたイベントで、上限 は「スイス・フランがまだ割高だとみなされる水準での設定だ」と指 摘。上限設定は「国際的には例外的な状況での非常手段」だと受け止め られており、特に国際通貨基金(IMF)は、「経済や価格の安定性へ のリスクを考慮すると適切」だったとの見解を示したと述べた。

スイス中銀は、フランが対ユーロで過去最高値まで上昇し、輸出企 業に打撃を与え、デフレのリスクが高まったことから、昨年9月に上限 を設定。IMFは8日に公表した報告書で、上限はスイス経済の防衛に 貢献しているものの、成長やインフレ見通しが正常化したら自由に変動 する為替制度に戻るべきだと指摘した。

ヨルダン総裁は、中銀が「たとえ困難な状況でも、断固とした決意 でフランの上限を守る用意がある」と言明した。

原題:SNB’s Jordan Says Swiss Franc Still Overvalued at Current Level(抜粋)

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