【個別銘柄】AOCや東精密が大幅安、IIJと洋エンジはプラス転換

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

AOCホールディングス(5017):前日比8.1%安の373円。2013年 3月期の連結営業利益は前期比21%減の42億円になる見通し、と14日に 公表した。原油価格の上昇や石油製品の販売数量増により売上高は13% の増収を見込むが、下流部門での一部製品価格の低下が響くと想定して いる。また、前期末配当は6円に決定、従来予想10円を下回る。

マツダ(7261):2.7%安の107円。ギリシャの政情不安を受け、外 国為替市場ではユーロが売られ、ユーロ・円相場は前日の海外市場で一 時1ユーロ=102円23銭と、3カ月ぶりのユーロ安値を付けた。マツダ の今期為替前提は対ユーロで105円。同社は今期、欧州で前期比1.2%増 の18.5万台の販売を計画しており、世界販売の13.8%を占める。欧州で の販売落ち込みや、為替採算の悪化を警戒した売りに押された。

日本板硝子(5202):3.1%安の93円。ドイツの建築用フロートラ イン2基のうち1基を、少なくとも今年中は稼働させないとの提案を現 地従業員代表に行った、と14日発表した。この提案は、主要事業での需 要減少を受け、欧州での過剰な生産能力に対応するものとしている。

東京精密(7729):9.7%安の1430円。13年3月期の連結営業利益 は前期比28%減の70億円になる見通し、と14日に発表。ブルームバー グ・データによるアナリスト6人による事前の予想平均(95億円)に届 かなかった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の長谷川義人シニア アナリストは、同証の今期営業益予想89億円を下回り、ネガティブな印 象、と14日付の投資家向けメモで指摘した。

コナミ(9766):4%安の1885円。三菱UFJモルガン・スタンレ ー証券が14日付で、目標株価を2900円から2300円に引き下げた。村上宏 俊シニアアナリストは、SNゲーム減速などで利益成長力が低下、と14 日付リポートで指摘。13年3月期の連結営業利益予想を514億円から462 億円に、14年3月期を584億円から520億円にそれぞれ減額修正した。投 資判断は「アウトパフォーム」を据え置いている。

インターネットイニシアティブ(3774):午後に値を切り上 げ、5.1%高の29万5600円で終了。13年3月期の連結営業利益は前期 比18%増の75億円になる見通しと、きょう昼休み時間帯に発表した。主 力のネットワークサービス事業の売上総利益増加、ATM運営事業の黒 字転換などが寄与する見込み。配当予想は前期比250円増の3500円。

東洋エンジニアリング(6330):午後にプラス転換し、6.9%高 の356円で終えた。資源・エネルギー分野を中心に新興国での需要を取 り込み、13年3月期の連結営業利益は前期比59%増の85億円になる見通 しだと、この日昼休み時間帯に発表。ブルームバーグ・データによる と、アナリスト2人は平均で61億5000万円を予想していた。

明治ホールディングス(2269):3.7%高の3510円。13年3月期の 連結営業利益は19%増の240億円になる見通し、と14日発表。33%減だ った前期からの改善を予想する。震災の影響で前期上期に苦戦した乳製 品など食品分野の大幅増益を見込み、薬価改定の影響を受ける医薬品分 野の低調を補うとみる。今期の1株当たり配当予想は前期と変わらず の80円。

太陽誘電(6976):9%高の787円。14日公表の13年3月期営業損益 予想は100億円の黒字と、前期の80億円の赤字から大きく改善する見通 し。ブルームバーグ・データによるアナリスト18人の事前予想の平均 (58億円の黒字)も上回る。クレディ・スイス証券の金本昭典アナリス トは、計画は想定以上でやや強気すぎる印象も受けるが、株価は低位で 上値余地は大きい、と15日付の投資家向けメモで指摘した。

ミスミグループ本社(9962):5%安の1775円。13年3月期の連結 営業利益は前期比2.7%増の171億円になる見通し、と14日発表した。コ スト競争力強化と短納期化に努め増益を確保するが、ブルームバーグ・ データによるアナリスト6人の事前の予想平均(186億円)に届かず、 失望売りを浴びた。

ダイフク(6383):14%高の429円。12年3月期の連結経常利益は 前の期比3倍の41億円だった、と14日に発表。自動車業界の設備投資需 要、半導体業界向けの微細化加工対応ニーズなどが堅調、空港手荷物搬 送システムの買収効果も発現。採算面では期末にかけ為替差損の影響額 縮小が寄与した。13年3月期は、円高など懸念要因はあるが、買収のシ ナジー効果もあり前期比34%増の55億円を計画する。

東和薬品(4553):5.9%高の3840円。13年3月期の連結営業利益 は前期比8.9%減の83億円になる見通し、と14日に発表した。JPモル ガン証券の小野塚昌之アナリストは14日付の投資家向けリポートに、売 り上げ好調、プロダクトミックス改善などにより、減価償却費や研究開 発費の増加にもかかわらず減益幅が限定的なのはポジティブと記述。同 証では、今期営業利益予想を82億円から85億円に増額し、投資判断「オ ーバーウエート」、目標株価5700円を継続した。

ミクシィ(2121):10%高の17万4500円。日経ビジネス電子版によ ると、笠原健治社長の保有株約55%売却に向け交渉参加を複数企業に打 診し始めたという。近く行われる入札にグリー(3632)やディー・エ ヌ・エー(2432)など競合他社が参加する見通しと伝えている。ミクシ ィは15日朝方、報じられている事実はない、とのコメントを発表した。 ミクシィが買われた半面、グリーは3.4%安の1409円、DeNAは3.5% 安の1934円。

東映アニメーション(4816):5%安の1691円。13年3月期連結営 業利益は前期比54%減の23億円になりそうと、14日に発表した。「ワン ピース」を中心にした版権事業、商品販売事業の好調などで過去最高の 売上高330億円を記録した前期からの反動を見込む。今期配当予想は1 株当たり30円を想定、前期は特別配当30円を含め60円だった。

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