ソニー、パナソニック: 有機ELテレビで提携視野に協議-関係者

ソニーとパナソニックは有機EL テレビ事業で、提携を視野に入れた予備的な協議を開始した。関係者が 匿名を条件に、ブルームバーグ・ニュースに明らかにした。

有機ELは高精細・省エネの次世代型パネルで、ソニーが2007年 に世界初のテレビを商品化したが、現在は韓国勢が先行。大坪文雄パナ ソニック社長は11日の決算説明会で有機ELに「自前投資の可能性は 極めて低く、パートナー探しなどが一番大切」と発言。平井一夫ソニー 社長も4月、他社との協業も視野に入れていると述べていた。

交渉開始は15日付日本経済新聞朝刊が報道、提携は量産技術開発 が目的で、テレビの共同生産に発展する可能性があると伝えた。実現す ればライバルの両社が主力事業で提携する初の事例になるとしていた。 報道についてソニー広報のジョージ・ボイド氏とパナソニック広報の 保坂祐子氏は「当社が発表したものではない」と語った。

バークレイズ・キャピタル証券の藤森裕司アナリストは15日付リ ポートで、「両社の進める有機EL技術の違いもあり、最終合意に達す るには紆余曲折がありそうだ」とコメント、業績に寄与するかも不透明 だと指摘した。日経報道を受けて両社の株価は朝方に続伸したが、その 後は下げに転じている。

ソニーが07年発売のテレビは11型だったが、後続商品の発売は途 絶えている。一方、韓国のサムスン電子とLG電子は年内に55型の有 機ELテレビを発売予定。4月18日付読売新聞朝刊は、ソニーが有機 ELテレビ量産化で台湾の友達光電との提携を検討中と報じていた。

米調査会社ディスプレイサーチの3月発表によると、昨年10-12 月期の世界の薄型テレビ販売額シェアは、首位サムスン26.3%、2位 LG13.4%に対し、3位ソニーは9.8%、4位パナソニックは6.9%。

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