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FRBのAIG証券入札需要がQE3急がない理由-BOA

米連邦準備制度理事会(FRB) が2008年に米保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ (AIG)から引き受けた債務担保証券(CDO)の入札に対する強い 需要が、FRBがすぐにバランスシート拡大に動かない理由の1つだと 米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)は指摘している。

BOAのニューヨーク在勤アナリスト、クリス・フラナガン、ジャ スティン・ボースト両氏によれば、政府によるAIG救済の一環として ニューヨーク連銀が引き受けたCDOの受け皿会社メイデン・レーン3 による入札はクレジット市場が比較的健全であることを示唆している。 欧州債務危機の深刻化で一部の資産が打撃を受けているが、証券化債務 は供給縮小と高利回りを背景にリスク回避の地合いに比較的良く耐えて いるという。

両氏は11日付のリポートで、「メイデン・レーン3の入札における FRBの直接的で極めて前向きなクレジット市場での最近の経験は、こ の市場が非常に良好な状態にあることを示す生きた情報だ」と説明。こ うした力強さを見る限り、FRBはバランスシート拡大につながる量的 緩和第3段(QE3)を急いで始めることはないだろうとしている。

BOAはFRBが9月12日の連邦公開市場委員会(FOMC)で QE3を発表すると想定しているとしながらも、「経済統計の最近の軟 化と欧州の問題拡大が7月31日のFOMCでの発表の可能性を高めてい る」との認識も示している。

原題:Fed’s Maiden Lane Sales Demand May Slow Start of QE3, BofA Says(抜粋)

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