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米大統領、ロムニー氏の金融経歴を攻撃-PE会社から資金集め

再選を目指すオバマ米大統領の陣営 は、共和党の大統領候補ロムニー前マサチューセッツ州知事のプライベ ート・エクイティ(PE、未公開株)投資会社での経験を攻撃する戦略 だ。しかし一方で、大統領は同じ日に、PE投資会社ブラックストー ン・グループのトニー・ジェームズ社長のニューヨークのアパートで、 選挙資金集めのイベントを開いている。

激戦州5州で放映される予定のオバマ陣営のテレビ広告では、米ミ ズーリ州カンザスシティーの製鉄所で働いていた労働者とのインタビュ ーがクローズアップされている。その製鉄所、GSTスチールは1993年 に、ロムニー氏が共同で創立したPE投資会社べイン・キャピタルに買 収された。

GSTスチールの労働者のために交渉のまとめ役を務めていたとい うデービッド・フォスターさんは広告の中で、「べイン・キャピタルは 製鉄所の株式の過半数を保有していた。彼らには責任があった」と語 る。GSTスチールは2001年に経営破綻している。

経済が大統領選の最重要問題となる中、共和党がリセッション(景 気後退)からの回復の遅れを攻撃しているのに対し、オバマ陣営はロム ニー氏の実業家としての経歴に反撃材料を求めている。同広告は、米銀 JPモルガン・チェースが取引をめぐる20億ドル(約1600億円)の損失 を公表し金融業界に再び注目が集まっているタイミングで放送されるこ とになる。

ロムニー陣営の広報担当者、アンドレア・ソール氏は、経済をめぐ る議論を歓迎すると表明。同氏は電子メールで、ロムニー氏は「民間部 門に身を置いていた時期とマサチューセッツ州知事時代に、オバマ大統 領が全国レベルで達成したよりも雇用創出に貢献している」と指摘し、 「オバマ政権が裕福な資金提供者の歓心を買うよりも雇用創出に関心を 割いていれば、アメリカはもっと良くなっていただろう」と主張した。

原題:Obama Hits Romney on Bain as He Raises Wall Street Money (2)(抜粋)

--取材協力:Devin Banerjee.

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