商品相場:9日続落、5カ月ぶり安値-欧州債務危機を懸念

商品相場は9営業日続落し約5カ月 ぶりの安値まで下げた。欧州の債務危機がユーロに打撃となったことに 加え、中国の市中銀行の預金準備率引き下げ決定で同国の経済成長鈍化 への懸念が強まったことが背景にある。

S&P・GSCIスポット指数は一時1.8%下げ631.07と、取引時 間中としては昨年12月20日以来の低水準となった。9営業日続落は2008 年12月以来。ニューヨーク市場の原油相場は昨年12月以降で初めて1バ レル当たり94ドルを割り込み、ロンドンの非鉄金属相場も下落した。

ギリシャのパプリアス大統領は先週末、挙国一致内閣の樹立に向け た主要3党の説得に失敗。ユーロは1月23日以来の安値まで下げた。中 国では4月の工業生産や新規融資、小売売上高の伸びが予想を下回っ た。これを受け、中国人民銀行(中央銀行)は12日、市中銀行の預金準 備率引き下げを発表した。引き下げは過去半年間で3回目。

倍特期貨のアナリスト、ウェイ・ホンチェ氏は預金準備率引き下げ について「中国の成長鈍化の深刻さを裏付けている」と指摘。「欧州の 債務危機と中国の構造的な問題を考えると、今後さらに困難な状況が待 ち受けていると思う」と述べた。

原題:Commodities Decline for Ninth Day on Greek Crisis, China Concern(抜粋)

--取材協力:Helen Sun、Grant Smith.

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