コンテンツにスキップする

米ライトスクエアードが破綻-高速無線通信のベンチャー企業

米通信会社ライトスクエアードは14 日、米連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。高速 無線通信サービスを最大2億6000万人に提供するとした同社の計画は米 当局に阻止されたが、同社は当局の懸念解消を目指すと説明している。

マンハッタンの連邦破産裁判所に提出した申請書類によると、ライ トスクエアードは2月末時点で資産が44億8000万ドル(約3600億円)、 債務が22億9000万ドル。今回の申請に先立ち、同社に出資する資産家フ ィリップ・ファルコン氏に経営から退くよう求める債権者との間で集中 的な協議が行われていた。同社の広報担当テリー・ニール氏はこの日、 ファルコン氏と現経営陣が同社にとどまることを明らかにした。

マーク・モンタグナー最高財務責任者(CFO)は発表資料で、破 産申請は「ライトスクエアードが第4世代(4G)無線通信網の構築に 必要な手続きに引き続き取り組めるよう、十分な余裕を確保する狙いが ある」と説明した。

ファルコン氏率いるヘッジファンド、ハービンジャー・キャピタ ル・パートナーズはライトスクエアードに約30億ドル出資し、1月27日 時点で約74%の株式を保有していた。ファルコン氏は同社の取締役も務 めていた。事情に詳しい関係者によると、債権者側は4月30日、デフォ ルト(債務不履行)回避と債務の再交渉に向けた取り組みを継続できる よう同社に1週間の猶予を与えた際、ファルコン氏の退任を要求してい た。

ファルコン氏は発表資料で、この日の申請はライトスクエアードが すぐに受け入れることができた選択肢ではなく、決定は容易ではなかっ たとした上で、「目先の利益を求める債権者から会社を守るために必要 だった」と説明した。

原題:LightSquared, Failed Wireless Venture, Files for Bankruptcy (2)(抜粋)

--取材協力:Steven Church、Margaret Cronin Fisk、Phil Milford、David McLaughlin、Christopher Scinta、Joe Schneider、Dawn McCarty、Scott Moritz、Victoria Batchelor、Stephen Farr.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE