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英バークレイズ、「自称」借り入れコストと客観的指標に乖離

資産規模で英銀2位のバークレイズ が報告するドル建て短期借り入れコストは他行との比較で過去最低の水 準になっている。一方で、他の指標はバークレイズの信用力低下を示唆 している。

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)設定のデータとしてバーク レイズが報告した3カ月物借り入れコストは0.3%。英国銀行協会 (BBA)が設定した水準は0.467%。17ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)の差は記録的だ。バークレイズが報告する金利は今年、 ドル建てLIBORの設定に携わる18銀行の中で最も大きく低下した。

バークレイズ自身は信用環境が改善しているとしているが、クレジ ット・デフォルト・スワップ(CDS)を使って同行債を保証するコス トは、同行の報告金利が設定されたLIBORと乖離(かいり)し始め た2月24日に比べ16%上昇している。また、米国の優良マネー・マーケ ット・ファンド(MMF)10本によるバークレイズ短期証券の保有高は 4月に66億5000万ドル減とどの銀行よりも大きく落ち込んだ。

クレディ・アグリコルのストラテジスト、ハープリート・パーハー 氏(ロンドン在勤)は「LIBORには主観的な要素がある」として、 銀行が報告するのは「各行が借り入れられると自分で考えている金利 だ」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、バークレイズの優先債のCDS スプレッドは2月24日に比べ29bp高い202bpとなっている。劣後債 は79bp上昇し422bp。バークレイズの広報担当のジョン・レイコッ ク氏はコメントを控えた。

原題:Barclays Libor Decline Conflicts With Swaps: Corporate Finance(抜粋)

--取材協力:Esteban Duarte.

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