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ギリシャ国民の抵抗、再び世界を揺るがす-「政治的地震」か

ギリシャ人が2世紀前にオスマン帝 国に対する抵抗運動を始めた山村に住むディミトリス・ルランタキスさ んは、ギリシャ政界の支配層を一掃する投票行動に誇りを持っている1 人だ。

アテネから車で2時間のスキーリゾート地でもあるカラブリタでレ ストランを経営するルランタキスさんは、「改革のメッセージを送りた かった。古い政治家は去るべきだ」と話す。6日の総選挙まで全ギリシ ャ社会主義運動(PASOK)以外の政党には投票したことがなかった ルランタキスさんは、ギリシャのユーロ圏での居場所を保証する救済合 意の破棄を主張する結成8年の急進左派連合(SYRIZA)に一票を 投じた。

小政党の躍進がギリシャの新政権樹立を阻み、再選挙実施の可能性 が高まる一方、ギリシャのユーロ圏離脱のリスクが拡大しつつある。得 票率17%で第2党となったSYRIZAのツィプラス党首は13日、パプ リアス大統領の仲介にもかかわらず、挙国一致内閣に参加しないと表明 した。

ギリシャは国際社会から過去2年間で2400億ユーロ(約25兆円)規 模の緊急支援策を確保したが、その条件として財政赤字を減らし続ける 義務がある。

ブリュッセルの欧州政策センター(EPC)のアナリスト、ジャニ ス・エマヌイリディス氏は「今月の総選挙は政治的地震だ。6月に再選 挙となれば、有権者は再び抵抗するだろう。有権者は生活にのしかかっ ている経済危機の影響に抵抗している」との見方を示す。

過去40年にわたってPASOKと新民主主義党(ND)という2大 政党間で政権交代が続いてきたギリシャは長期にわたるリセッション (景気後退)に苦しんでおり、失業率が過去最悪の約22%に達したほ か、最低賃金は今年22%削減された。

原題:Greek Voters Shatter Myth of Two-Party System to Defy EU Rules(抜粋)

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