インド富豪ゴドレジ氏:不動産が最大の成長分野に

インドの富豪アディ・ゴドレジ氏 は、自身が経営する企業群で向こう5年間に最も成長するのは不動産事 業だと指摘した。英・オランダ系ユニリーバや米プロクター・アンド・ ギャンブル(P&G)といった外国企業が同氏の中核事業である消費財 部門を圧迫するためだという。

ゴドレジ氏はムンバイ郊外にある自身のオフィスでインタビューに 応じ、「成長の可能性が最も高いのは不動産開発事業だと思う」と分 析。「誰も著しく大きな市場シェアを保有しておらず、多くの勢力に分 散されている」と説明した。

ゴドレジ氏によると、ゴドレジ・コンシューマー・プロダクツはこ こ数年、インドの消費者市場を開拓しようとする外国企業との「猛烈な 競争」にさらされており、この傾向は続く見通しだ。同社には、シンガ ポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスが1月に5%出資 した。

世界2位の消費財メーカーであるユニリーバは半世紀以上にわたっ てインドで事業を展開し、現在は同国の美容・パーソナルケア市場でほ ぼ3分の1のシェアを誇る。一方、投資規則によって一部の海外企業の 参入が難しい不動産市場では、規模が比較的小さい国内企業が主な競争 相手だと、ゴドレジ氏は説明した。インド・ブランド・エクイティー基 金(IBEF)によると、インドの不動産市場は2019年末までに1800億 ドル規模と、11年の668億ドルから大きく拡大すると予想されている。

原題:Billionaire Godrej Sees Property Beating Retail: Corporate India(抜粋)

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