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【個別銘柄】武田やヤマハ発に売り、関西電やガイシ、千代建は大幅高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

武田薬品工業(4502):前週末比3.2%安の3290円。11日公表 の2013年3月期連結営業利益見通しは前期比40%減の1600億円だった。 主力糖尿病薬「アクトス」の落ち込みが響く。クレディ・スイス証券の 酒井文義シニアアナリストは前期の利益水準が切り下がることは既成事 実となっていたが、今期2000億円を割り込むほどの減益は全くの想定外 とし、最大級のネガティブサプライズ、と14日付の投資家向けメモで指 摘した。

ヤマハ発動機(7272):7.6%安の846円。二輪車事業がアジアで振 るわなかったほか、円高による為替差損なども響き、1-3月の連結営 業利益は前年同期比40%減の124億円だった、ときょう昼休み時間帯に 発表。ブルームバーグが事前に集計したアナリスト予想の平均(135億 円)を下回り、午後の取引で失望売りが膨らんだ。

関西電力(9503):5.6%高の1138円。福井県おおい町議会は14 日、全員協議会を開き、関西電大飯原発3号機、4号機の再稼働に同意 した、と共同通信がこの日昼休み時間帯に伝えた。この報道を受け、午 後に値を切り上げた。

王子製紙(3861):3.8%安の331円。この日午後1時の決算発表後 に売りが膨らんだ。13年3月期の連結純利益見通しは前期比26%増 の280億円となり、ブルームバーグ・データによるアナリスト8人によ る事前の同予想平均(373億円)に届かなかった。

日本ガイシ(5333):8.1%高の963円。13年3月期の連結営業利益 は前期比7.5%増の280億円になる見通し、と11日に公表した。自動車関 連製品や半導体製造装置用セラミックス、がいしの需要増加を想定。昨 年9月の火災事故発生で生産を停止していた電力貯蔵用のナトリウム硫 黄(NAS)電池も下期から生産を再開する計画だ。ブルームバーグ・ データによると、決算発表後にリポートを発行したアナリスト3人の営 業益予想の平均は343億円で、会社計画からの上振れ期待などを背景 に、買いが集まった。

千代田化工建設(6366):7%高の1000円。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券の石塚大シニアアナリストは11日付リポートで、会社側 が説明会でLNG大型案件3件を来期中に全て受注したいとの意向を示 したと指摘、同氏は3件の受注合計額を1兆円超と試算する。同証は13 年3月期の連結営業利益予想を190億円から255億円(会社計画225億 円)に増額し、目標株価は850円から870円に引き上げた。投資判断は 「中立」で据え置き。

テルモ(4543):3.2%安の3135円。野村証券は11日付で、目標株 価を4000円から3500円に変更、投資判断は「中立」を据え置いた。甲谷 宗也アナリストは、13年3月期は新製品開発の端境期にあたり大幅な研 究開発費の増加が見込まれるうえ、4-6月期業績も厳しい、とリポー トで指摘。今期の連結営業利益予想を660億円から610億円に減額修正し た。テルモが10日に公表した今期営業益見通しは前期比4.8%減の600億 円。

カシオ計算機(6952):3.2%安の483円。デジタルカメラ部門の立 て直しなどにより、13年3月期の連結営業利益は前期比2.2倍の200億円 見込む、と11日発表した。ただ、クレディ・スイス証券の土屋俊祐アナ リストは14日付メモで、デジカメ事業は、単価増による収支均衡を狙う 前提だが、厳しい市場環境を考慮すれば、赤字リスク継続の見方は変わ らないと指摘。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の石野雅彦シニア アナリストも、テジカメについて、前期90億円の赤字を利益均衡にする のは容易ではないと考えられると11日付リポートで記述している。

日本写真印刷(7915):9.5%高の910円。11日発表の13年3月期の 連結営業損益見通しは38億円の赤字(前期は117億円の赤字)。上期 は50億円の赤字予想だが、下期には12億円の黒字に浮上する計画だ。デ ィバイス事業を手掛ける姫路工場の本格稼働による売上高拡大と収益性 改善見込む。クレディ・スイス証券の吉田優アナリストは、半期とはい え営業黒字転換予想はポジティブな印象、と14日付の投資家向けメモで 指摘した。

住友電気工業(5802):5.7%安の975円。11日発表の13年3月期の 連結純利益見通しは前期比19%増の700億円。ブルームバーグ・データ によるアナリスト16人の事前予想平均値(808億円)に届かなかった。 このほか、株主が自動車用電線談合問題で役員を提訴したことが分かっ た、と11日に共同通信が伝えている。

ユニデン(6815):12%高の253円で終え、東証1部上昇率2 位。13年3月期の連結営業利益は前期比2.7倍の19億4000万円を見込 む、と11日に発表。72%減益だった前期から急回復する見通し。採算性 を重視した製品カテゴリー、モデルの再構築に加え、主力のベトナム工 場の生産効率向上、人事・組織の抜本的見直しを進める。また、収益柱 の電話関連機器が北米市場で低調だった影響などで減収減益だったにも かかわらず、前期に1株当たり10円と前の期の7円50銭から増配するな ど株主還元姿勢を見せたことも好感された。

ヒマラヤ(7514):10%高の635円で、東証2部の上昇率1位。18 日付で東京証券取引所1部、名古屋証券取引所1部市場に指定される承 認を両取引所から受けたと11日に発表。TOPIXへの連動を目指すフ ァンドなどからの今後の資金流入を期待する買いが膨らんだ。

日本ユニシス(8056):1.2%高の602円。大和証券が11日付で、投 資判断を「アウトパフォーム」から「買い」に、目標株価を672円か ら741円に引き上げた。上野真アナリストは投資家向けメモで、前期決 算は同証予想並みの着地で、心配された大型案件の不採算拡大も回避さ れたと指摘。不採算解消から今期の同証予想を増額、来期以降も2桁の 営業増益を維持するだろうと予想した。

井関農機(6310):1.7%高の184円。13年3月期の連結業績は、売 上高が前期比5.3%増、営業利益は8.7%増の46億円になる見通しと11日 に発表した。低コスト・省エネ農業機械の増販と施設事業の回復、海外 では中国市場の販売拡大などによる増収効果で、経費増加を吸収可能と みる。期末配当予想は1株当たり2-3円のレンジと、前期1円50銭か らの増配を予想。12年3月期は前の期に比べ1.7%減収、51%営業増益 だった。

パナソニック(6752):1.4%高の578円。朝方に4.7%安の543円ま で売られ、ブルームバーグ・データによれば1978年1月4日以来の安値 を記録した。しかし、その後持ち直した。13年3月期の連結純利益 は500億円の黒字(前期は7722億円の赤字)を予想すると、11日に発 表。アナリスト18人の事前予想平均は1059億円の黒字だった。クレデ ィ・スイス証券の土屋俊祐アナリストらは14日付の投資家向けメモで、 TVリスクは不変だか相対的に安心感と評価。同業他社と異なり、「の れんを含む更なる資産減損リスクは無い」との見方を示した点はポジテ ィブな印象としている。

旭ダイヤモンド工業(6140):2%安の802円。12年3月期の連結 営業利益は前の期に比べ24%減の81億円だったと11日に発表。輸送用機 器関連工具、鉱物資源探査関連製品は堅調だったが、液晶テレビ市場の 低迷で、電着ダイヤモンドワイヤの販売が減少した。13年3月期も、海 外景気の下振れや円高リスクなどを踏まえ、前期比18%減の66億円と営 業減益が続く見通し。クレディ・スイス証券では、11日付で投資判断を 「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を1300円から840円に 引き下げた

ヤクルト本社(2267):3.4%安の2834円。クレディ・スイス証券 が投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を2600 円から2500円に引き下げた。川崎さつきアナリストは、ダノンによる敵 対的株式公開買い付け(TOB)の可能性は低いと見るうえ、交渉長期 化の可能性が高く、業績停滞懸念から現バリュエーションプレミアムを 正当化することは困難、と14日付の投資家向けメモで指摘している。

スパークス・グループ(8739):6.4%安の5280円。12年3月期の 連結純損益は45億円の赤字だった、と11日発表した。赤字は2期連続。 一部商品の解約などにより運用資産残高が減少、韓国子会社でも報酬が 減るなどして、前の期の37億円から赤字幅が拡大した。

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