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イラク:原油生産、イラン超えへ-15年までに倍増目指す

イラクの原油生産量が年末までにイ ランを超えそうだ。核開発をめぐる制裁措置でイランの原油生産が減少 している中で、イラクは2015年までに生産倍増を目指している。

イランの産油量はフセイン元大統領が1979年に権力を掌握して以降 で最高水準に達している。米エクソン・モービル、英BPなどの外資が 新油田開発、旧油田の再稼働を進めている。4月の産油量は日量303万 バレルで、前月比7.7%増。石油輸出国機構(OPEC)が10日に発表 した月報によると、イランの産油量は同320万バレルに落ちている。 BPが集計した統計によると、イラクの産油量がイランを上回れば、8 年に及ぶイラン・イラク戦争が終わった88年以来となる。

リビアやサウジアラビアの生産が増えている上、イラクの原油輸出 が復活してきたことで、欧州連合(EU)によるイラン原油禁輸が7月 1日に発動された場合の経済への影響を懸念する声は小さくなってい る。北海ブレント原油は3月1日に、イランへの制裁措置で原油供給が 圧迫されるとの見方から3年半ぶりの高値、1バレル当たり128.40ドル を付けた。前週末11日は111.40ドルまで下げた。

エネルギーコンサルティング会社パービン・アンド・ガーツ(シン ガポール)のマネジングディレクター、ビクター・シャム氏は10日の電 話インタビューで「イラクは生産を着実に増やすようだ。生産や生産余 力に対する懸念が根強い中で、世界の原油供給にとっては確かに明るい 材料だ」と述べた。

原題:Iraq Oil Output Beating Iran Ends Saddam Legacy: Energy Markets(抜粋)

--取材協力:Kadhim Ajrash、Ayesha Daya、Pratish Narayanan、Grant Smith.

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

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