スペイン入札:29億ユーロ発行、目標30億ユーロ-利回り上昇

スペイン政府は14日に証券入札を実 施し、合計で29億ユーロ(約3000億円)相当を発行した。目標の上限 は30億ユーロだった。借り入れコストは前回の入札時を上回った。スペ イン政府は先週末に、銀行に義務付ける引当率の引き上げを発表し、規 定を満たせない銀行には公的資金を注入する方針を明らかにしていた。

12カ月物証券の平均落札利回りは2.985%と4月17日入札時 の2.623%に比べ上昇。18カ月物は3.302%(4月は3.11%)となった。 スペイン銀行(中央銀行)が明らかにした。

12カ月物の応札倍率は1.84倍と、4月の2.9倍から低下。18カ月物 は3.23倍(前回3.77倍)だった。

スペインの銀行の株価はこの日、急落している。政府は11日、不動 産に絡み追加で300億ユーロの引き当てを命じた。注入する公的資金 は150億ユーロ未満との見積もりも示した。スペインの銀行は3月まで の4カ月に同国国債保有を倍以上に増やし、国債の主な買い手となって いた。

スペイン銀行がこの日公表したデータによると、スペインの銀行の 欧州中央銀行(ECB)からの借入高は4月に過去最高の2640億ユーロ に達した。3月は2280億ユーロだった。

入札後の流通市場でスペイン10年債利回りは上昇し6.281%。入札 前は6.219%、11日は6%だった。

原題:Spain Sells 2.9 Billion Euros of Bills as Funding Costs Rise (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE