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今週の米指標:小売売上高は減速の見通し、個人消費の一服で

米国では4月に小売売上高が減速し たもようだ。イースター(復活祭)前の個人消費が一服したことなどが 背景にあるとエコノミストらはみている。

米商務省が15日発表する4月の小売売上高は、ブルームバーグ・ニ ュースがまとめたエコノミスト68人の予想中央値で前月比0.2%増の見 込み。3月は同0.8%増だった。また、4月の消費者物価指数 (CPI)は横ばいとなり、住宅着工件数は安定化し、鉱工業生産指数 は上昇したと予想されている。

キャピタル・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、ポー ル・デールズ氏(ロンドン在勤)は「家計は目を見張るようなものとは いかないが、かなり健全なペースで消費を続けている」と指摘。「現状 はさほど悪くない」と述べた。

小売売上高の伸び鈍化は、季節的要因が一部反映された可能性もあ る。3月の平均気温は過去最高の暖かさだったほか、昨年は4月24日だ ったイースターが今年は4月8日だった。

国内総生産(GDP)の算出に使用される自動車、建設資材、ガソ リンを除く小売売上高は前月比0.4%増が見込まれている。3月も 同0.4%増だった。

CPI、住宅着工、鉱工業生産

燃料価格の値下がりは消費者物価にも反映されたようだ。労働省 が15日発表する4月の消費者物価指数(CPI)は、ブルームバーグが まとめた予想中央値によれば前月から横ばいとなったもよう。3月は 同0.3%上昇だった。前年同月比では2.3%上昇と、3月の同2.7%上昇 から伸びが鈍化したとみられる。

商務省が16日発表する4月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換 算、以下同じ)は68万5000件(予想中央値)と、3月の65万4000件から 増加が予想されている。

製造業は引き続き景気拡大のけん引役になっている。米連邦準備制 度理事会(FRB)が16日発表する4月の鉱工業生産指数は上昇した見 込み。エコノミスト予想中央値によると、前月比0.6%上昇となったと 見込まれる。2、3月は前月からほぼ横ばいだった。

原題:Retail Sales Probably Cooled in April: U.S. Economy Preview(抜粋)

--取材協力:Chris Middleton.

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