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中国人民銀行、預金準備率を0.5%引き下げ-18日から実施

【Bloomberg News】

5月12日(ブルームバーグ):中国人民銀行(中央銀行)は12日、市 中銀行の預金準備率を引き下げると発表した。預金準備率引き下げはこ こ5カ月間で3回目。同国の経済指標で成長減速が鮮明となる中で、金 融システムへの資金供給を増やし、融資を後押しする。

人民銀のウェブサイトによると、預金準備率は50ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)引き下げられる。実施は今月18日から。これ までの声明に基づくと、中国の大手銀行の準備率は20%になる。

今回の措置は温家宝首相がインフレや不動産価格の抑制から経済成 長支援に、政策の重点を一段と移していることを示している。同国の4 月の経済指標では工業生産の伸びが2009年以来最低だったほか、新規融 資は年初来で最も少なく、輸入は小幅増加にとどまった。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の中華圏経済担 当責任者、劉利剛氏(香港在勤)は電子メールで、「経済成長の勢いが 依然弱く、海外でのリスクが大幅に上昇しており、今回の預金準備率引 き下げは広く予想されていた」と指摘。「われわれは6月半ばに一段の 引き下げの可能性があると考えている」と語った。

ANZの試算によれば、前回2月の50bpの準備率引き下げは金融 システム内の資金を4000億元(約5兆円)増やしたもよう。UBS は3500億元だと推計している。

中国工業情報省は4月25日、同国の経済動向が下振れ圧力に直面し ており、国内外の情勢は依然として「厳しい」との認識を示していた。

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