グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。指標のハンセン指数は約4カ月ぶり安値で 引けた。中国の工業生産の伸びがエコノミスト予想を下回り、同国の 景気減速懸念が強まった。

中国最大の海洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は2.1%安。中国2位の製油会社、ペトロチャイナ(中国石油、 857 HK)も下げた。広州の不動産会社、広州富力地産(2777 HK) は2.3%安。不動産関連ウェブサイト運営会社が、中国当局が不動 産抑制策を今年継続する可能性があるとの見方を示した。中国政府系 の不動産開発会社チャイナ・リソーシズランド(華潤置地、1109 HK)も値下がりした。

スウェーデンのボルボ・カーズを買収した中国自動車メーカーを 親会社に持つ吉利汽車(175 HK)は4.1%安。4月の販売台数が 前月から減少した。

ハンセン指数は前日比262.65ポイント(1.3%)安の

19964.63と、1月19日以来の安値で終了。ハンセン中国企業株 (H株)指数は1.4%安の10143.07で引けた。

KGIアジアのベン・クウォン最高執行責任者(COO)は「市 場は引き続き、弱気な見方に支配されている」と指摘。「リスク意欲 は比較的低い水準にとどまっており、株式相場はいまだ調整局面にあ る」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式相場は2週間ぶり安値に下落。中国の工業生産の伸びが エコノミスト予想を下回り、同国の景気減速が進むとの懸念が強まっ た。

鞍鋼軋鋼(000898 CH)や内蒙古包鋼稀土高科技(600111 CH)は、両社の製品への需要が減少するとの見方から下落。中国2 位の上場不動産会社、保利房地産集団(600048 CH)は1.3%安。 金地集団(600383 CH)も値下がりした。不動産関連のウェブサ イトを運営する捜房が、中国当局が不動産抑制策を継続する可能性が あるとの見方を示した。一方、医薬品メーカーの華北製薬 (600812 CH)は上昇した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動し ている上海総合指数は、前日比15.25ポイント(0.6%)安の

2394.98と、4月24日以来の安値で終了。上海、深圳両証取のA 株に連動しているCSI300指数は同0.8%安の2636.92。

ICBCクレディ・スイス・アセット・マネジメントの郝康ファ ンドマネジャー(北京在勤)は「投資家はリスクオフの状態にあり、 工業生産は必ずセンチメントに悪影響を与えるだろう」と指摘。「幸 運にも、少なくともインフレは緩和しており、当局に政策緩和の余地 ができている」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。3月の鉱工業生産が予想外に落ち込んだ ことから景気鈍化懸念が高まった。指標のセンセックス30種指数は 週間ベースでは年初来最大の下げとなった。

インド最大の乗用車メーカー、マルチ・スズキ・インディアは3 カ月ぶり安値を付けた。同国最大の民間電力会社、タタ・パワーは昨 年12月以降最大の値下がりとなる場面も見られた。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前日比127.07ポ イント(0.8%)安の16292.98で終了。前週末比では3.2%安 と、昨年12月16日終了週以降で最もきつい下げとなった。

インド中央統計機構がこの日発表した3月の鉱工業生産指数は前 年同月比3.5%低下。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト32人の予想中央値では、1.7%の伸びが見込まれていた。2 月は4.1%上昇だった。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比10.48ポイント(0.2%)安の

4285.07。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比27.80ポイント(1.4%)安の

1917.13。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比82.64ポイント(1.1%)安の7401.37。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比20.20ポイント(0.7%)安の2883.40。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前日比3.74ポイン ト(0.2%)安の1584.32。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比0.36ポイント高の1191.01。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比19.49ポイント(0.5%)安の

4114.14。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比33.96ポイント(0.7%)安の

5158.14。

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