コンテンツにスキップする

ソニー、シャープ、パナソニック株価が約30年来の安値-TV苦戦で

テレビの採算悪化に悩み前期 (2012年3月期)で過去最悪の純損失を出したソニー、パナソニック、 シャープの株価が、東京市場で30年来の低水準に落ち込んだ。最悪赤 字は既報ではあったものの、今期の損益回復が市場予想を下回ったこと などで売り込まれた格好だ。

10日発表した今期の純損益予想が市場予測の半分以下だったソニ ーの株価は午後に下げ足を速め、1980年8月以来の日中安値を記録。 パナソニックは一時、前日比2.4%安、シャープも同5.8%安と、いず れもブルームバーグ・データで確認できる78年1月以来の水準まで下 げた。

ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は「急に悪材料 が出たわけではないが、先行きが見通せない株を売る動きが出た」と説 明。これら3社のテレビ事業の収益の今後は不透明だと指摘した。

テレビ事業をめぐっては3社とも、地上波放送のデジタル化完了に よる国内需要急減や円高進行などで苦戦。パナソニックは部品も含めた 大リストラを断行し、ソニーも縮小均衡策に転換。シャープは中国企業 との資本提携を通じた再建を表明した。

しかし、シャープは今期、液晶や太陽電池の苦戦を織り込んで純損 益予想を300億円の赤字に設定。黒字転換を見込む残り2社も、テレビ 事業の営業赤字は続くとしている。

--取材協力:天野高志 --Editors: 駅義則, 院去信太郎

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE