日立製作所の株価が続伸。10日に発 表した今期(2013年3月期)連結営業利益は2けた増益を見込むなど好 調な業績が手掛かり。

午前の株価は前日比1%高の489円で始まった後、上昇幅を広げ一 時は500円まで買われた。午前の終値は2.1%高の494円。売買額は約134 億円と東証1部で3位となっている。

クレディ・スイス証券の11日付の投資家向けレポートで前川英之ア ナリストは、今期の営業利益見通しについて「オートモーティブの利益 横ばい計画などから上振れの余力は残り、営業利益5000億円超えの可能 性は高い」と分析した。

一方、独立系投資顧問会社、バリューサーチ投資顧問の松野実社長 は、「業績の内容を見る限り、想定よりは良くなかった。この内容では 上値をとっていくことにはならない。当面は500円を挟んだ動きになる のではないか」との見方を示した。今後は「テレビ関連のデジタル・メ ディア事業の立て直しと自動車関連の事業をいかに伸ばしていくかに注 目している」と述べた。

日立が発表した今期業績予想は、営業利益が前期比16%増の4800億 円。売上高は同5.9%減の9兆1000億円を見込む。純利益は同42%減 の2000億円の予想。部門別では、情報・通信システムが増収増益を見込 むほか、前期に営業赤字を計上した電力システムやデジタルメディア・ 民生機器部門が損益の改善を予想している。

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