中国経済・市場への信頼感、薄氏失脚でも揺らがず-BN調査

中国では重慶市トップ失脚に伴 う1989年以来最も深刻な政治的混乱に見舞われているにもかかわらず、 国内経済の力強さに対する信頼感や同国市場の魅力は揺らいでいないこ とが、ブルームバーグの世論調査で明らかになった。

ブルームバーグが投資家やアナリスト、トレーダーなどの端末顧 客1253人を対象に実施した四半期調査「ブルームバーグ・グローバル・ ポール」によれば、回答者の51%が胡錦濤国家主席の政策を信頼してい る。重慶市共産党委員会書記だった薄熙来氏の3月の解任劇による余波 を受けておらず、1月の調査と同じ水準だった。

回答者の68%が今年の中国経済は改善ないし安定を維持すると予 想。悪化するとの回答は30%と、この項目が最初に調査に加えられた昨 年9月以降で最低の水準だった。レッドワード・アソシエーツは、薄氏 の失脚が重慶市の拡大をもたらした負債依存型の成長を抑える上で貢献 し、結果的にプラス効果を生む可能性があるとみている。

新韓銀行のシニア債権ポートフォリオマネジャーで調査に参加した イ・サンウク氏は「若干の悪材料はあるものの、中国経済が持続可能な 成長を達成している限り、時間がたつにつれて、影響は薄れるだろう」 と指摘。同氏は習近平国家副主席が胡主席の後を引き継ぎ、中国指導部 の交代は混乱なく進むと予想した。

調査では、向こう1年間に政治不安定化の大きなリスクがあるとの 回答はわずか5%だった。

中国証券の取引を手掛ける調査参加者54%のうち、約72%が薄氏解 任や盲人の人権活動家、陳光誠氏をめぐる外交問題は中国の投資環境に 関する評価に影響しなかったと答えた。投資判断を引き下げたとの回答 は7%程度だった。

今回の調査は、薄氏解任から8週間後の今月8日に実施された。誤 差率はプラスマイナス2.8ポイント。

原題:China Confidence Unshaken by Bo Crisis in Global Investor Poll(抜粋)

--取材協力:Ian Katz.

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