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金トレーダー、強気姿勢弱める-欧州情勢でドル選好

金トレーダーの強気姿勢が過去5週 間で最も弱まっている。欧州情勢が混乱する可能性があることや米景気 への楽観的な見方から投資家がドルを選好しているため、金相場は年初 来の上昇分をほぼ失った。

ブルームバーグがアナリスト32人を対象に実施した調査では、14人 が来週の金相場上昇を予想し、6人が中立姿勢を示した。上昇予想と中 立姿勢を示したアナリストの割合は4月6日以降で最低だった。金先物 相場は今週、4カ月ぶりの安値である1オンス当たり1578.50ドルに下 落。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファ ンドによる相場上昇を見込む持ち高は約3年ぶりの低水準に落ち込ん だ。

主要6通貨に対するドル指数は9日までの8営業日続伸し、2008年 9月以降で最長の上昇相場となった。金相場はこの期間中の7営業日下 落し、ギリシャがユーロ脱退を余儀なくされる可能性があるとの見方が 広がる中、投資家が金よりドルを選好していることが示唆された。

ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、ジェスパー・デーンズボー氏 は「市場関係者が非常に神経質になっている局面ではドルが買われるた め、金相場は上昇しにくくなる」と指摘。「現時点の市況を考えれば、 たとえ上昇してもさらなる下落前の反発にすぎない可能性が高い」との 見方を示した。

--取材協力:Agnieszka Troszkiewicz、Isis Almeida、Glenys Sim、Luzi Ann Javier、Jae Hur、宋泰允、Helen Sun、Marvin G. Perez、Jeff Wilson.

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