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JPモルガンCEOが自らの過ち認める-1600億円損失で

米銀JPモルガン・チェースのジェ イミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は10日、同行がシンセティ ック・クレジット証券関連で約20億ドル(約1600億円)の損失を被った ことについて、甚だしい過ちを犯したと述べるとともに、「自ら招いた ものだ」との認識を示した。

ダイモンCEOは電話会議で、「われわれに責任がある。今回起き たことは、我々が目指していたビジネスのやり方ではなく、経営手法に 関する基準と原則に違反している」と述べた。

同行チーフ・インベストメント・オフィス(CIO)部門での損失 発表後、JPモルガンの株価は時間外取引で下落。ニューヨーク時間午 後5時26分(日本時間11日午前6時26分)現在、通常取引終値を6.2% 下回る38.20ドルで取引されている。

ダイモンCEOは、信用リスクに備えてシンセティック・クレジッ ト証券の取引を行ったと説明。「ポートフォリオを再ヘッジする上で悪 い戦略だった。ひどい形で実行され、監視も不十分だった」と述べた。

ダイモンCEOは、監督当局に対して自行の財務状況に関する報告 を続けていると説明。また今回の取引は、自己資金でのトレーディング の制限を意図したボルカールールに抵触することはないとみられるとの 見解を示した。

同CEOは、「CIOのような部門のポジションではヘッジ能力を 保持する必要があると考えている。ボルカールールはそれを容認してい る」と発言。「今回の取引はボルカールールには違反していないかもし れないが、ダイモンのプリンシプル(原則)に反している」と付け加え た。

同CEOは、価格の変動が損失につながったとしながらも、他の銀 行は相場変動に伴う損失を免れたもようだと指摘。「われわれが愚かだ っただけで、他行も皆そうだというわけではない」とし、今回の件で 「われわれは恥をかいた。いかなる批判も甘んじて受ける」と語った。

原題:JPMorgan’s Dimon Says Bank’s Trading Loss ‘Self-Inflicted’ (1)(抜粋)

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