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ミネアポリス連銀総裁:米労働市場、打撃回復に長期を要する

ミネアポリス連銀のコチャラコタ総 裁は、米国の景気拡大が継続しても労働市場へのダメージはなかなか回 復しない可能性があり、第2次大戦後の失業率の推移と比べても現在の 水準は高止まりしていると述べた。

コチャラコタ総裁は10日、ミネアポリスで講演。事前に準備された 講演原稿によると同総裁は、「過去5年間に米国で見られた労働市場の パフォーマンス劣化は、たとえ適切な金融政策を講じていても、根強く 続くかもしれない可能性があることを、金融政策当局者は真剣に考えな くてはならない」と訴えた。

また、インフレ加速は「米国の今の労働市場のパフォーマンスが、 第2次大戦後の統計が示す以上に、『最大限の雇用』にかなり近づきつ つあることを示唆している」と分析した。

連邦公開市場委員会(FOMC)の4月25日の声明は、失業率が 「高い水準」にあることを指摘し、主要政策金利を少なくとも2014年遅 くまでゼロ近辺に維持する方針をあらためて示した。同総裁はこの日、 景気が改善しつつあるため、より早期の利上げが必要となる可能性があ ると語った。

コチャラコタ総裁は講演後に記者団に対し、今年のインフレ率は 2%、来年は2.3%とした自身の予想に触れた上で、「インフレ率の上 昇が続く」場合、FRBは「利上げに向けた準備」を開始する必要があ ると述べた。

同総裁はまた、食品・エネルギーを除くコアインフレ率が「著し く」上昇したと指摘。最近の雇用統計は、企業と労働者をつなぐ労働市 場の「効率が落ちた」ことを示していると述べた。

原題:Fed’s Kocherlakota Sees Persistent Setback to Job Market (2)(抜粋)

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