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欧州債:スペイン債上昇、バンキア公的管理受け-ドイツ債下落

10日の欧州債市場では、スペイン国 債が4営業日ぶりに上昇。スペイン政府が9日に同国の銀行バンキアを 公的管理下に置くと発表し公的資金注入を準備したことから、投資家信 頼感が高まった。

ドイツ国債は3日ぶりに下落。スペイン債とユーロが上昇し、域内 で最も安全とされるドイツ債の需要が後退した。ギリシャ国債は8日続 落。連立政権樹立に向けた政党間の協議が難航しており、来月にも総選 挙が再び行われる可能性が高まったことが手掛かり。イタリア国債は上 昇した。

ロイズ・バンキング・グループの債券ストラテジスト、エリック・ ワンド氏(ロンドン在勤)は「スペインがバンキアを一部国有化すると の前日遅くのニュースが相場を動かす主な材料だった」と述べ、「正し い方向への一歩で、市場は好感したと思う。過去数日間にかなり売られ たことから、市場関係者は再び投資する機会と捉えている」と続けた。

ロンドン時間午後4時35分現在、スペイン10年債利回りは前日比10 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.98%。前日までの 3営業日で34bp上昇していた。同国債(表面利率5.85%、2022年1月 償還)価格はこの日、0.685上げ99.015となった。

ギリシャを除くその他の周辺国の国債も上昇した。イタリア10年債 利回りは8bp低下し5.41%、ポルトガル10年債利回りは42bp下 げ11.12%となった。

ドイツ国債の10年物利回りは前日比3bp上げ1.55%。30年物利回 りは1bp上昇し2.24%。9日にはギリシャ政局の不透明感を背景に、 ドイツ国債の2年、5年、10年、30年物の各利回りが過去最低を付けて いた。

原題:Spanish Bonds Advance on Bankia Takeover; German Bunds Decline(抜粋)

--取材協力:Tj Marta.

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