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FRB議長:米銀行システム、強さ増すも流動性などに課題

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は、国内銀行システムが以前と比べて強さと耐性を増し ている一方で、信用の質や流動性においては今も課題を抱えていると指 摘した。

バーナンキ議長は10日、シカゴ連銀主催の銀行に関する年次会議に 出席。事前に配布された講演原稿によると、「銀行は健全性の回復や危 機後の規制および経済環境に適応するために、やるべきことはまだ多 い」と述べた。そして景気拡大の進行に伴い、「資金面を強化した銀行 システムが融資拡大には優位となるだろう」と続けた。

さらに、一部の大手金融機関は今も「流動性に関する問題」に直面 していると指摘。その背景として大規模な短期資金調達手段に強く依存 している点や政府が提供した一部債務の保証が期限を迎える点を挙げ た。さらに商業用および住居用不動産ローン担保証券の基となるローン の返済遅延率も「依然として高水準」にあると述べた。

バーナンキ議長は金融システムの健全性が改善したことで経済もそ の恩恵を受け始めていると述べ、「米国の信用条件は多くの分野で著し く改善した」と指摘。「すべてとはもちろん言えないが、多くの企業や 家庭は数年前に比べて借り入れが容易になっている」と語った。

ただ、住宅ローンは例外だと言明。景気や住宅市場の緩やかな回 復、政府支援機関の今後をめぐる不透明感、さらに民間部門の健全な証 券化市場の欠如や「金融機関の慎重な姿勢」などを理由に「早急な改善 は難しい」環境にあるとした。

原題:Bernanke Says Stronger U.S. Banks Must Still Improve Liquidity(抜粋)

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