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英国債:10年債利回り、8週ぶり大幅上昇-中銀が量的緩和を停止

10日の英国債市場では10年債相場が 8営業日ぶりに下落し、利回りは約8週間ぶりの大幅上昇となった。イ ンフレ加速のリスクをにらみ、イングランド銀行(英中央銀行)が資産 買い取りプログラムをいったん停止したことが手掛かり。

英中銀の金融政策委員会(MPC)はこの日、資産購入枠を3250億 ポンド(約41兆8600億円)で据え置いた。ブルームバーグ・ニュースが エコノミスト51人を対象に実施した調査では、8人が少なくとも250億 ポンドの拡大を見込んでいた。9日の取引では10年債利回りは過去最低 まで低下。欧州債務危機が深刻化するとの懸念から、比較的安全とされ る英国債の需要が高まっていた。

バークレイズ・キャピタル(ロンドン)の英国債セールス責任者、 アダム・マコーマック氏は「英中銀が量的緩和拡大に踏み切らなかった ことに市場は若干失望し、それで英国債が売られた」と述べ、「市場は 量的緩和拡大の確率として20-25%を織り込んでいた。欧州情勢で利回 りが過去最低に達していたことから、英国債が反応する余地は大きかっ た」と続けた。

ロンドン時間午後4時1分現在、10年債利回りは前日比9ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.01%。一時は11bp上げ、 3月16日以降で最大の上昇となった。同国債(表面利率4%、2022年3 月償還)価格はこの日、0.875下げ117.825。前日には1.881%まで下 げ、ブルームバーグが1989年にデータ集計を開始して以来の最低を記録 した。

キング総裁ら9人で構成するMPCはまた、政策金利であるレポ金 利を過去最低の0.5%で据え置いた。同金利は2009年3月以来、この水 準に維持されている。

原題:Gilts Slide as Central Bank Halts Bond Purchases; Pound Advances(抜粋)

--取材協力:Lucy Meakin、Jennifer Ryan、Svenja O’Donnell、Tj Marta.

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