来週のEU財務相会合、格付け会社規制強化は目指さず

欧州連合(EU)は来週開催の財務 相会合で、格付け会社規制強化案での合意を目指さないことになった。

10日の準備会合は、財務相会合で合意するには草案についてもっと 当局者間の調整が必要だとの判断を下した。草案は今月15日の財務相会 合の議題から外されたという。EUの方針として氏名を公表できない当 局者が明らかにした。

EUの行政執行機関、欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・金融 サービス担当)は昨年、企業に単一の格付け会社を連続して使わないよ う、輪番制で利用することを義務付ける計画を提案。競争力を促進し、 利益相反を回避するのが狙い。規制当局や格付け業界はこうした措置で 短期的な格付けの質の悪化を招く恐れがあると警告していた。

各国政府は今年3月に輪番制の見直しで合意したが、詳細を詰める には至らなかった。EU議長国のデンマークは、輪番制の対象を証券化 商品など仕組み債関連の格付けに限定する案を提示した。

EU当局者によると、各国からの出席者らは規制をさらに緩和し、 債務担保証券(CDO)などの再証券化商品のみに適用する方向に傾き つつある。法案成立には各国政府と欧州議会の承認が必要。

原題:EU Drops Bid for Credit-Ratings Law Agreement Next Week (1)(抜粋)

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