プラート理事:ECBは「警戒」怠らない、物価安定を確実に

欧州中央銀行(ECB)のプラート 理事は10日、当局は物価安定を確実にするために「警戒を怠らない」と 表明した。

同理事はウィーンで講演し、「物価安定に対する上方向のリスクを 抑えるため、政策委員会は今までと同様に警戒を怠らない」と言明。 「物価安定に対する上方向リスクとなるような」変化がマネーと与信の 拡大状況に見られた場合、「政策委はECBの主たる責務を果たし続け るために中銀が利用できるすべての手段を活用する」と語った。

ドラギ総裁は今月3日、ユーロ圏のインフレ率が年内はECBが上 限と見なす2%を上回る水準にとどまるとの見通しを示した。当局者は 過去において、利上げが差し迫っていることを示唆するために「警戒」 という表現を用いてきたものの、ドラギ総裁は先週、インフレリスクは 「おおむね均衡している」とし、短期的な上振れリスクに言及すること をやめた。

プラート理事はまた、ECBの長期流動性供給オペ(LTRO) は、必要な場合の利上げを妨げるものではないと述べた。

「3年物の流動性供給は、短期金利引き上げを妨げるものではな い」とし、銀行は金利として借り入れ期間を通じた政策金利の平均を支 払うことから、「利上げの場合は流動性オペによる既存の融資に新金利 が速やかに反映されることになる」と説明した。

原題:Praet Says ECB Will Be ‘Vigilant’ If Upside Price Risks Emerge(抜粋)

--取材協力:Zoe Schneeweiss、Boris Groendahl.

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