いすゞ:GMとは資本提携の話ない

いすゞ自動車の細井行社長は10 日、都内で決算会見し、米ゼネラル・モーターズ(GM)と資本提携 の話はしていないと述べ、「必要性がない」と感じていると話した。

また、細井社長はGMと中南米の合弁などについて定期的に協議 していると述べた。中南米の合弁に関しては「水平展開をしていきた い」と考えているが、まだ具体的な話ではないと語った。2006年には 経営難にあったGMと資本提携関係を解消したが、現在もディーゼル エンジン生産で米国とポーランドに共同出資の合弁工場を持ち、コロ ンビアやエクアドルでも商用車販売で折半出資の現地法人を運営する。

GMはいすゞと資本・業務提携に向け交渉に入ると、4月29日付 の日本経済新聞が報じた。いすゞに10%程度出資する方向で、ピック アップトラックの共同開発や、アジアや中南米で商用車の生産・販売 などを一体的に運営することなどを検討すると伝えた。

また、細井社長は独フォルクスワーゲン(VW)との提携交渉は 継続していると述べる一方、資本提携は希望していないと語った。数 年前の協議開始時には資本提携の可能性も模索したが、現時点ではい すゞの販売が好調で、自社の業容拡大を優先したいとの考えを示した。

さらに、細井社長は、資本・業務提携関係にあるトヨタ自動車の いすゞ株保有に「違和感はない」との認識を示した。トヨタグループ には、さまざまな可能性があるとみている。ブルームバーグ・データ によると、いすゞの大株主は現在、三菱商事9.2%、伊藤忠商事8%、 トヨタ5.9%などとなっている。

トヨタとは07年8月に小型ディーゼルエンジンの開発と生産・供 給に関する業務提携で合意したと発表。一方、トヨタは独BMWから ディーゼルエンジンの供給を受けるなど協力を進めており、いすゞと の協業は進んでいない。トヨタの豊田章男社長は9日、いすゞとの提 携について、一般論として「いい車につながる提携かどうか、その都 度、考えたい」と述べるにとどめた。

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