ハンガリー、金融取引などへの新税導入を承認-財政赤字対策

ハンガリー政府は、銀行やエネルギ ー、通信、保険会社への新税導入を承認した。予算が持続可能な内容に なっていないとの欧州連合(EU)の懸念を和らげ、EUからの資金供 与凍結を解除するのが狙い。

政府は金融取引や電話通話に対する課税の詳細を決定し、年間1900 億フォリント(約680億円)の税収増を見込んでいる。マトルチ経済相 が9日記者団に明らかにした。エネルギー会社は19%の法人税率に11% が上乗せされる。

財政赤字穴埋めで一時的な措置に頼っているとのEUの批判を踏ま え、ハンガリー政府は消費分野に課税を移行させつつある。EUは3 月、来年以降の開発支援の一部を凍結することを決定。ハンガリーが支 援を求めている国際通貨基金(IMF)も、これまでの一時的な課税に 反対している。

マトルチ経済相によると、金融取引税の税率は0.1%とし、500万フ ォリントを超える法人取引について銀行振り込みを義務付ける。保険商 品への新たな課税では150億フォリントの税収を見込んでいるという。

同相によれば、7月1日に導入する電話税は、1分ごとに課税され る。各月の最初の10分間分だけ課税対象外となる。月間での課税上限は 個人が加入1件当たり700フォリント、企業が2500フォリント。残りは 電話会社が負担する。電話税による税収は今年7-12月(下期)に300 億フォリントに達する見通し。

原題:Hungary Approves New Taxes to Allay EU Budget-Deficit Concern(抜粋)

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