大和証G:欧米アジア含む4極でクロスボーダーM&A助言強化へ

国内証券第2位の大和証券グループ 本社はM&A(企業の合併・買収)助言業務について、日欧米アジアの 4極でクロスボーダー案件の獲得に力を入れる方針だ。円高を背景に日 本企業の間で広がる海外進出などを支援し、助言手数料だけでなく、関 連して発生する業務に伴う収益の拡大を狙う。

10日午後、都内の本社で開いた戦略説明会で示した。説明資料など によると、M&Aに携わるバンカーは現在、日本が80人、アジアが90 人、欧州は160人、米州が90人の体制。日本とアジアを軸に欧州と米 州 の各拠点との連携などを通じて案件を開拓する。アジアでは優良企業の 資金調達案件なども強化する。

日比野隆司社長兼最高経営責任者(CEO)は、「ビジネスが拡大 傾向にあるM&Aは4極でのグローバル体制を構築した」と強調。バン カーは3年前の200人から2倍以上に増やしたという。ブルームバー グ・データによれば、今年に入ってからの大和証GのM&Aアドバイザ リー実績は、日本関連で13件・2000億円を獲得して順位は8位となって いる。

大和証Gは、経営効率化に向けて4月から法人部門とリテール(個 人向け)部門を13年ぶりに統合した。昨年から600億円規模のコスト削 減に着手し、今期からの中期経営計画では15年3月期の連結経常利 益1200億円以上を目標に掲げている。

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