独議会の危機対策関連法案採決は遅れる恐れ、野党が成長重視

ユーロ圏の恒久的救済基金と財政協 定に関するドイツ連邦議会(下院)の採決は、独政府が野党の要求に直 面しているため、「かなり」遅れる恐れがある。メルケル首相率いる連 立政権の一翼を担う自由民主党(FDP)の予算担当スポークスマン、 オットー・フリッケ氏が明らかにした。

フリッケ氏によると、独政府は関連する5つの法案の採決が下院で 5月25日に実施されると見込んでいたが、野党、社会民主党(SPD) が法案支持の条件として、ユーロ圏の経済成長を支援する措置を追加す ることを求めていることから予定通りに実施される可能性は低いとい う。

同氏は9日の電話インタビューで「法案通過に必要な大多数の支持 を得るには6月後半まで掛かる可能性がある」と述べた。ドイツの SPDと緑の党はこれまでメルケル首相の危機対策に賛成票を投じてき たが、フランス大統領選で社会党のオランド前第1書記が成長重視策を 掲げて選出されたことで勢い付いている。危機対策法案の可決には下院 の3分の2の支持が必要であるため、野党の動きが法案の行方に影響す る可能性がある。

独政府のザイベルト首席報道官は9日にベルリンで記者団に対し、 政府が依然として同法案を両院で夏季休暇前までに通過させる方針だと 説明した。連邦参議院の会期末は7月6日。

原題:German Crisis Votes Face Delay as Opposition Pushes for Growth(抜粋)

--取材協力:Rainer Buergin.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE