英FRM:複数の日本株ヘッジファンドで資金運用-国内年金に照準

ロンドンの運用会社、ファイナンシ ャル・リスク・マネジメント(FRM)が日本株式で運用するヘッジフ ァンドの運用を開始した。売り持ちと買い持ちを組み合わせるロング・ ショート戦略を取る複数のファンドに投資するのが特徴で、4月から主 に国内年金からの運用受託を進めている。

FRM投資顧問・調査部の佐藤素行シニアアナリストによると、こ のファンド・オブ・ヘッジファンズ(FOHF)は現在、欧州やアジア を拠点にする7ファンドで運用している。最大で10ファンド程度まで 増やす可能性がある。年間収益率は5-10%程度が目標で、シミュレー ションでは手数料を差し引いた後の年間収益率は平均5.68%だった。

佐藤氏は、日本では資本財、消費財、消費者サービス、テクノロジ ー、ヘルスケア、通信サービスなど勝ち組・負け組が明確になりやすい セクターの割合が高く「構造的にロング・ショート運用に適している」 ほか、取引執行や貸株のコストも安いと指摘した。現時点の運用額は25 億円で、今夏までに85億円に達する見込みという。

佐藤氏によると、同ファンドは国内の年金基金を主な対象に、三井 住友信託銀行を販売窓口として顧客開拓を進めている。今後は海外投資 家も獲得していきたいという。2011年末時点でFRM全体の運用額は 85億ドル(約6800億円)となっている。

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