スペイン政府:バンキアを公的管理下に-公的資金注入の用意

スペイン政府は9日、同国の銀行バ ンキアを公的管理下に置くと発表。さらに同グループに公的資金注入の 用意があると表明した。政府は国内銀の信用を回復させる取り組みを進 めている。バンキアは国内不動産保有で同国の銀行1位。

スペイン経済・競争力省は同日の声明で、バンキアを傘下に置く BFAの優先株45億ユーロ(約4600億円)相当を保有する銀行再建基金 (FROB)がこれら優先株を議決権付き株式に転換すると発表。これ により、FROBはバンキアの株式45%を取得すると説明した。また同 グループの財務立て直しに絶対必要な場合に限り政府は資本を提供する と付け加えた。

バンキアの公的管理によって、国内金融システムのてこ入れを目指 すラホイ首相の取り組みに弾みがつく見通しだ。同国の銀行が簿外の負 債を抱えているのではないかとの懸念が政府の借り入れコストを押し上 げる要因の一つとなっていた。今回の発表の2日前の7日に、バンキア のロドリゴ・ラト会長は辞意を表明。後任はビルバオ・ビスカヤ・アル ヘンタリア銀行(BBVA)の元社長兼最高執行責任者(COO)、ホ セ・イグナシオ・ゴイリゴルザリ氏。

米ペンシルベニア大学ウォートン校のマウロ・ギレン教授は電話イ ンタビューで、「これは事実上のバンキアの国有化であり、とてもショ ッキングなニュースだ」とした上で、「BBVA出身の新会長は、政府 の十分な後ろ盾を得て自分の戦略を実施できるだろう」と指摘した。

原題:Spain Takes Over Bankia, Readies Second Bailout After Rato Quits(抜粋)

--取材協力:Esteban Duarte.

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