香港IPO、不正確な情報ならバンカーに実刑も-新規定案

香港の証券先物委員会(SFC)は 9日、新規株式公開(IPO)をめぐり真実と異なる目論見書を承認し たバンカーを損害賠償訴訟や実刑判決の対象とすることを可能にする規 定を提案した。IPOの急増で基準が甘くなった実態に対応した。

SFCが提案した規定では、バンカーは最大70万香港ドル(約720 万円)の罰金を科されたり、最長3年の刑期に服す可能性がある。

香港では2010、11両年で740億米ドル(約5兆9000億円)相当の株 式がIPOを通じ公開されたが、目論見書の情報の正確さやデューデリ ジェンス(適正価格評価)の質が疑問視されつつあり、当局は罰則強化 を提案した。法律専門家によると香港は既に上場コストが世界で最も高 い市場で、新たな規定はコストをさらに膨らませIPO減少につながる 可能性がある。

リッチランド・キャピタル・マネジメントの香港在勤マネジングデ ィレクター、アレックス・アウ氏は「バンカーらが慎重になり、目先は IPOが減るかもしれない」が、「長期的にはIPO市場への信頼を高 めるだろう」と述べた。

原題:Bankers to Face Jail, Fines for Errors in IPOs, Hong Kong Says(抜粋)

--取材協力:Kana Nishizawa.

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