アジア株:3カ月ぶり安値に下落、欧州懸念-輸出関連に売り

9日のアジア株式相場は下落。指標 のMSCIアジア太平洋指数はこのままいけば約3カ月ぶりの安値で取 引を終了する。ギリシャの政治的緊張を背景に欧州債務危機が悪化する との懸念が高まり、アジアの輸出企業の見通しが弱まった。

売り上げの27%を欧州が占める三菱自動車が安い。オーストラリア 最大の航空会社、カンタス航空は2.3%値下がり。豪政府は財政赤字解 消に向け、航空料金への課税を強化したほか、計画されていた法人税減 税を断念した。造船会社のコスコ(シンガポール)は3.5%安。同社の 1-3月(第1四半期)の利益はアナリスト予想を下回った。

ラッセル・インベストメント・グループのアジア太平洋地域担当チ ーフ投資ストラテジスト、アンドルー・ピース氏は「欧州は引き続き、 市場が直面する最大の問題だ」と指摘。「落ち込みの深さがどれぐらい になるか、また、この問題が他の場所でどれぐらいの影響を持つかは明 確ではない」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時10分現在、前日 比1.2%安の119.93。このままいけば終値は1月19日以来の安値とな る。日経平均株価の終値は同136円59銭(1.5%)安の9045円6銭。

原題:Asian Stocks Fall to Three-Month Low as European Turmoil Worsens(抜粋)

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