米ゴールドマンの元商品責任者のルジカ氏、脳卒中で死去-53歳

米ゴールドマン・サックス・グルー プの元商品担当責任者、リチャード・ルジカ氏が脳卒中のため死去し た。同氏は先月、膝の手術を受けていた。53歳だった。

ルジカ氏のビジネスパートナーで家族の広報を担当するジョー・ハ ウリー氏は電話インタビューで、ルジカ氏が7日、米コネティカット州 のスタンフォード病院で死去したことを明らかにした。ハウリー氏によ ると、血栓による脳卒中を発症した4月22日以降、集中治療を受けてい た。その3日前には同州のグリニッチ病院で左膝の手術を受けた。

ルジカ氏は1981年にタイトエンドのポジションで米ナショナル・フ ットボールリーグ(NFL)のニューヨーク・ジェッツと契約。トレー ニングキャンプ中に契約を解除した経歴を持つ。ゴールドマンに約30年 間勤務した後、2011年に退社。居住地のグリニッチでハウリー氏、ラン ス・バクロー氏と共にヘッジファンド、ダブリン・ヒル・キャピタルの 創業を計画していた。

ゴールドマンのロイド・ブランクファイン会長兼最高経営責任者 (CEO)は電話インタビューでルジカ氏について「素晴らしい人物だ った。高い評価を受け、人当たりがよく非常に親しみやすかった」と述 べ、「非常に賢明で極めて優秀なビジネスパーソンだったため、当社の 最も複雑な事業のうちの幾つかを運営していた」とコメントした。

ブランクファイン氏によると、脳卒中を発症する直前に会った際、 ルジカ氏は「健康そのもの」だったという。

経歴

ルジカ氏は銀と金のトレーダーとして1982年にゴールドマンに入 社。同年にはブランクファイン氏も金のセールス担当者として入社し た。ルジカ氏の退社について伝える11年2月の社内文書によると、96年 には天然ガス取引の責任者に就任。2年後に電力事業の立ち上げに携わ った。98年にパートナーに、2000年には世界商品担当責任者に任命され た。

06年には世界マクロトレーディングの共同責任者に就任。翌年には ゴールドマンの自己資金を投資するグループの運営を任された。社内文 書によると、同グループの07年の収入は社全体の9%に相当する41億ド ル(現在のレートで約3300億円)に上った。08年には経営委員会のメン バーに起用された。

22年間ゴールドマンに勤務し、現在は米銀バンク・オブ・アメリカ (BOA)の共同最高執行責任者(COO)を務めるトマス・K・モン タグ氏はルジカ氏について「パートナーに求められる全てを備えた人物 だった」と述べた。

ルジカ氏はコロンビア大学でフットボールチームに所属し4年時の 記録では身長6フィート6インチ(約198センチメートル)、体重244ポ ンド(約111キログラム)。1981年に卒業し、経済学の学士号を取得し た。当時の米紙ニューヨーク・タイムズによると、ジェッツと契約した が、トレーニングキャンプ中にやめることを決意した。

原題:Richard Ruzika, Ex-Goldman Commodities Trader, Dies at 53 (3)(抜粋)

--取材協力:Mason Levinson、Janet Lorin.

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